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ソーシャルレンディングの仕組みを考えましょう

 ソーシャルレンディングとは、お金を借りたい企業と、お金を運用したい人をインターネットと通じて結びつけるサービスです。
 言い換えると、融資を必要としている企業と、投資家をマッチングさせる手段としてインターネットを利用するサービスです。サービスを提供する事業者はインターネットを活用しますから、ほとんど無店舗経営と同じで、事業所を持つ事業者に比べ、相当なコストを削減することが可能です。
 こうして、経営全体がスリム化され、融資を受ける企業には低金利、投資家には高利回り、という形で反映する可能性が大きいわけです。利益はサービスを提供する事業者が実費と手数料を控除し投資家に配当されます。


 融資を必要とする企業は、設立後間もなく銀行から融資を受けにくい、必要資金が少額で銀行が融資しない、建物などの資産が仮勘定で抵当の対象にならない、銀行からの融資以外にも資金調達をしておきたい、といった事情がある企業でしょう。
 銀行から借り入れるよりも低い金利で借入れできれば、企業として飛躍するチャンスである可能性があります。
 従来の貸金業では、融資先に貸付ける資金を金融機関から調達しているので、資金調達の費用には支払利息が発生して大きな負担となっていましたが、この仕組みは、資金が投資家からの直接の出資であることから、最も多額の経費である支払利息が発生しないことが利益体質を支えます。


 投資先には多くの企業があるため、リスクに違いがあります。大手優良企業であれば貸倒れなどのリスクが少ないですが、そうした企業が投資家として参加するとは限りません。出来るだけ貸倒れなどのリスクが少ない融資先を募集しますが、リスクがないとは言いきれません。
 インターネットで容易に投資ができるので金利だけに目が向きますが、十分に融資先の内容を確認して分散投資するのが安全でしょう。ソーシャルレンディングを投資先にするとき重要なのは、利回りだけでなく、安全性の判断も必要です。リスクがあることを良く考えておくことが重要です。
 つまり、利益とリスクの関係を知ることが重要です。逆に、ソーシャルレンディングで安定した利益を目指すなら、失敗のリスクが少ないものに投資をするのも選択肢です。安定した利益を得やすい投資先と、リスクがあるけど高いリターンのある投資先があります。両者を上手く組み合わせることが、平均的な利回り程度の利益を期待できます。
 最近は金融機関での利息は小さく、ほとんど利益が見込めない状況になりました。それに比べるとこの投資先はより多額の利益を得られる可能性がありますし、仕組み自体が利用のしやすいものになっています。全体に効率のよい投資先を選択することが重要です。